おヒマな中年二輪愛好会レポート

2010.02.07 平坦直線オフ道と味噌煮込み

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桑名に「デカい土鍋の味噌煮込み」を提供するお店があると聞く
行くならこの季節しかない

しかし、ただ食べに行くだけではつまんないから
道中に「近代土木遺産」を無理やり組み込み
オイラの“自主学習”と合わせ技とした

この「合わせ技」に釣れたのは

 ◆おっさん:スーパーシェルパ
 ◆ビーエフさん:XR230
 ◆セキムラさん:セロー250
 ◆にしさん:XLR250
 ◆タケさん:ディグリー
 ◆まつ:RH250

集合は道の駅「クレール平田」
出発をam10:00として
このクソ寒いのに元気の良い中年が集まった

@集合場所:道の駅クレール平田
A背割堤(オフ道)スタート
B背割堤終了
C伊勢大橋
Dお昼ごはん場所:めん処川市

いつものように、せっかちな中年たちは朝が早い
30分前には5人が揃う
にしさんのXLRが稼働しなかったのか少々心配になる

しかし出発10分前に到着・・・ここまで2時間だそうな

全員揃ったところで、本日の「自主学習」のおさらいを行なう
 ・ケレップ水制群
 ・伊勢大橋

・・・おっさんは深い眠りに入ったようである

ほぼ定刻通りオイラが先導となり出発する
この時間でも空気は冷たい

「前から写真」を何度か試みるのだが
写っていない事が心配なので、停止時の撮影は必須だ

10:07、これから約10km続くオフ道北端に到着
ここには「宝暦治水」に関する碑があり
薩摩藩の苦労の一端をうかがい知る事が出来る

詳しくは「宝暦治水薩摩義士伝」を参照願う

「一般車通行禁止」の看板が手招きしているようにも見える

昨晩は雪がチラついたようだが
日当たりが良いので“半乾き”状態の未舗装路だ

比較的「砂利」の少ない轍を走行しているのがよくわかる
水たまりには、あえて突っ込んで凸凹を楽しむ

10:20、二つ目の「自己学習ポイント」到着
ここで“ケレップ”と“葛木渡船”を実際に検証することにした

「葛木渡船」は現役であり
現在でも予約をすれば対岸まで渡していただけるようだ

足場の悪いトコを進まなくてはならない
ヘルメットは装着したままでの検証開始だ

ケレップを根元から見たところ
ホントに歩きにくい

苦難を乗り越えた3名がケレップ先端に登頂する!
こんなのが約400ヵ所造られたとの事

しばらくはこのケレップでまったりと過ごす
絶対に変な集団だと思う・・・ヘルメット被ったまま

左の写真は立田大橋の北の航空写真である
木曽川の右岸に串を刺したようなケレップが確認できるだろう

ケレップとはオランダ語で水制のことで、粗朶と土・石で作られている

細い背割堤を守るために設けた河川工作物で
明治20年代に造られたものであるが、今でも護岸の役目を果たしている

また、ケレップの上流側には自然にワンドが形成され
植物や魚・鳥の生態系の維持にも役立っているとのこと

現在なら重機で比較的楽に作業は進むのだろうが
当時は“人力”に頼る事が大きい時代であり
その苦労を垣間見たような気がする

◆参照:「木曽川ケレップ水制群」木曽川文庫周辺の川の文化財

ケレップ・・・韻もいい
口に出して言いたくなる言葉だ・・・ケレップ、ケレップ♪


ケレップをバックにしたつもりであったが
脚の短い三脚では捉える事が出来なかった

それケレップ、ケレップ♪

このケレップは“渡船場”も兼ねている
前述で「現役」と述べた証拠だ

対岸まで愛知・岐阜県道119号線の一部を構成しているらしい
Wikipediaにそうやって書いてある

ケレップで30分ほど遊んで移動する

3分ほどで「ケレップの碑」に到着
2000年に近代土木遺産に認定された旨が誇らしく記述されている
この付近に長いケレップがあるのだが、誘うのはやめた

実物を目の当たりにした説明板はわかりやすい
是非、現地で目にすることをお奨めする
もっとも「一般車両は進入禁止」なのだが・・・

元気だけが取り柄の中年たちも、近代土木遺産に興味を持ったようだ

次の近代土木遺産に向けて背割堤の南下を再開する
木曽川(左側)が長良川に比べて“護岸”しているのがわかる
二つの川の水位が異なるため、木曽川のみケレップが設けられた

そんな事を考えてない中年たちを引き連れて走る

未舗装路区間は終わり、立田大橋を渡る

千本松原は小学校の時、遠足で訪れた覚えがある
視界をさえぎる物が少なく、解放感あふれる道だ
このあたりも薩摩藩の苦労の賜物である

いよいよ本日二つ目の物件が現れた
だが、残念なことに「塗装工事中」の様相だ

後ろを走るにしさんも「塗装工事」に残念な様子である
ヘルメット奥の目がそう語っている

適当な場所にバイクを停め鑑賞するが
肝心の“トラス(三角形は強い)”が養生されている

とりあえず集合写真を撮ってみるが
タケさんも残念そうだ

この【伊勢大橋】を説明しておこう

供用の開始は昭和9年で、延長約1.1km、幅7.5m
トラス(三角形)をアーチでつりさげる構造で
当時では最高技術との事だ

また大戦時には、交通重要点として
米軍の攻撃目標となり、実際に爆撃を受けたが外れた

Wikipediaにそうやって書いてある
←の写真もWikipediaから借用

戦前の絵葉書、15連のアーチが美しい
現在の歩道部分が後付けなのがわかる

写真出典(2枚とも):戦前土木絵葉書ライブラリー土木学会図書館

そろそろお昼ごはんタイムなので
先導を地元民のセキムラさんに代わっていただき出発

東名阪が出来てから遠ざかっていた「伊勢大橋」であるが
感慨深いものがある・・・でも窮屈感は否めない

セキムラさんが参加表明した時から
お店の場所はお任せするつもりでいた

11:30、どこをどう走ったのかよくわからんのだが到着
オイラが先導でなくて良かった

間口が狭く「こじんまり」とした店内を想像したのだが
奥に長く40〜50人は収容できそうである

「味噌煮込み」だけでこれだけのバリエーションだ
(左ページね)

オイラはもちろん“大盛り”を注文する
店員さんは「3人前ですよ」と言いながら、土鍋の大きさを手で表す
他のみなさんは「普通盛り」である

家族用の土鍋を思い浮かべていただければ幸いだ

にしさんの「普通盛り」との比較

麺が大変長いので、玉割に小分けするのに苦労する
味噌煮込みの麺は“アルデンテ”が定石だと思っていたが
このお店の麺は柔らかく艶もあり、それゆえ麺が汁を吸っておらず
少々の違和感をおぼえるも、これはこれで美味しい

熱くて暑くなってくる
この季節の味噌煮込みは最高だ!でも、汁は残した

そんな、ちょっと変わった味噌煮込みを試したい方にお勧めなお店

 ◆店名:めん処川市
 ◆住所:三重県桑名市川口町32
 ◆定休日:火曜日
 ◆営業時間:11:30〜14:00と17:00〜21:00
 (平日のお昼の営業時間は事前に確認した方がいいっす)
 ◆電話:059-422-1709

 ◆お店の食べログサイト

小一時間お店の中で過ごし
12:30、ご近所の「七里の渡」に東海道を使って移動する

施設が新しいものと古いものが混在しており
微妙な雰囲気の観光地の印象である

埋め立てが重なり、本来の“渡し”はもっと内側にあったのだろう
それでも“江戸時代”に触れたような気がして嬉しい

“元気”だけが取り柄の中年たちも「知識欲」に目覚めたようである
「ここがあれで、あそこがこうゆうふう」・・・多分こんな会話だ

何しろ「説明板」があれば、全員食い入るように読む

この「七里の渡」は予定外だったのだが
思わぬ収穫があった
これを機に「自主学習」を持ち回りで行なおうと思った

無料休憩所では
地元民のセキムラさんから「桑名の祭り」についての講義が始まる
そして、今後メンバーの地元を持ち回りで紹介する事が決定した

一時間弱まったりと過ごした後、解散となる

この後、おっさんとオイラはR1経由で東へ向かう

木曽川に架かる尾張大橋も伊勢大橋と同じ構造であり
やはり近代土木遺産である

◆今日の走行距離:88km
◆今日の食費:1,050円(味噌煮込み大盛り)

>メンバーのみなさまへ
 「自主学習」を催していただける方を強く募集
 「歴史」「道路」「土木」「てつ」「自然」何でも結構っす!

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