嫁とレンタカーで九州格安ツアー、フィット

勤務先の制度休暇(強制休暇)を利用して阿蘇と桜島などを満喫してきた

小牧空港から発着できる格安な商品があったことがきっかけとなる
自宅から20分ほどで空港に到着可能なので楽ちん

特に阿蘇の南側は去年の震災のダメージが残っており地域を挙げての復興作業に「がんばれ~」と祈願し、微力ながら支援をさせていただいた

2月15日(水)小牧空港→熊本空港→阿蘇一回り→熊本

小牧空港から乗るのは新婚旅行以来
色鉛筆のような飛行機がかわいい
座席は馴染み深い名鉄の特別車とそっくり

着陸前に阿蘇上空を通過
カルデラが「でっかい穴」であることが確認できる
テンションがMAXに近づく

ミルクロードに雪が乗って無いことを祈る

本田技研熊本工場上空を通過

空港では「くまもん」がお出迎え
もう、あっちこっちに「くまもん」
その感情を消した瞳に、これまでの苦労がうかがい知れる

観光地レンタカーといえば「銀フィット」
オドメーターが500kmに満たない「銀フィット」で出発

レンタカー会社のおねいさんから 「朝は凍結するが昼はたぶん大丈夫」 と阿蘇の大雑把な道路事情を聞く
ノーマルタイヤでも 「たぶん大丈夫」と言われ安心する

災害で通行止めの道は把握してきたが 冬季閉鎖は予想していなかったので 大きく迂回や引き返しイベント発生
ミルクロード東側では一部凍結があったが ノーマルタイヤでも「ほとんど大丈夫」だった

ミルクロードは全般にこんな様子
除雪が道路脇に集められているので「ラピュタの道」は見つけることができず通過

まけるな阿蘇!

大観峰
カルデラが「でっかい穴」であることがよくわかる風景

今日と翌日の天気予報に不安無し
空気も澄んでいて眺望に大満足

この方向に「阿蘇の涅槃像」
そう言われてみれば、そうとしか見えなくなる不思議
ありがたく拝む

嵐のJALのCMで使われた背景でもある

阿蘇市市街地にて熊本ラーメンでお昼ごはん
国内98店舗、国外に652店を構えるチェーン店

キクラゲと揚げニンニクの食感がうれしい
少々塩っぱいが好みのスープ

そんな、熊本ラーメンで迷ったら無難なお店は

■店名:味千ラーメン尺間3号
■住所:熊本県阿蘇市大字黒川14-2
■定休日:月曜日
■営業時間:10:00~21:00

阿蘇パノラマライン通って草千里着
青々とした風景は夏のもの
熊本着いたときから予想してた雪景色

チェーン規制あったが、普通にここまで来られた

阿蘇パノラマラインは片側通行が多い

米塚経由でR57に接続するK298は冬季閉鎖
残念だが調べてこなかったオイラが悪い
阿蘇市街地まで戻る

遠方より米塚を望む
国の天然記念物は地震で亀裂(地すべり?)が発生
もっと間近で見たかったのに・・・

日向ぼっこ中の赤牛さんと戯れる

熊本城南側のホテルにチェックインして
お楽しみの路面電車で熊本城に向かう

TVでは天守閣の損壊が多く伝えられるが
各建造物や石垣などの多くが損壊している

国宝の指定を継続するには損壊前の状態に復元が必要
石垣も完璧に元の位置の状態にしなければいけないとのこと

まだ手付かずの状態のまま放置の石垣がほとんど
気の遠くなる復興作業

ホテルまでの帰路は下通りを歩きながら「馬刺し」のお店を探索
財布に優しそうなお店に入る
とりあえずビール

シーザーサラダ

念願の馬刺し
脂の味の存在感が大きい
事前期待が大きすぎたのかもしれない・・・

一方で炙り明太子は全オイラが絶賛

そんな、炙り明太子がオススメなお店は

■店名:肥後馳走屋いねや
■住所:熊本県熊本市中央区新市街6-16
■定休日:年中無休
■営業時間:朝と昼と夜

満腹&ほろ酔いで熊本繁華街を散歩しながらホテルに戻る

今日のお宿は

■宿名:ネストホテル熊本
■住所:熊本県熊本市中央区辛島町4-39

本日の走行距離:175km

2月16日(木)熊本→桜島→志布志

今日の降水確率もほぼ0%
しかも気温は20℃近くまで上昇の予報
起床の瞬間からテンションMAX

 九州自動車道を一気に南下する
 銀フィットはストレスを感じること無く絶好調だが60km/hを超えたら「速度超過です」
 山道でカーブの度に「急ハンドル注意」などうるさくてしょうがない

ちなみに九州自動車道はトンネルだらけ
そして九州の人たちは“飛ばす”
・・・主観的な印象

鹿児島市街地では次の大河ドラマ「せごどん」に関連しそうな場所を巡る
前日に嫁からのリクエストのあった鹿児島ラーメンを楽しむために天文館通りを散策
フェリーで桜島に渡り桜島を堪能して予約済み宿の志布志に向かう

朝食は6:30から
モリモリとバイキング形式でいただく
太平燕もいただく

建設中の建物が多い市街地から出発

桜島が一望できる城山公園に来たつもりが間違えて照国神社着
明治維新から大東亜戦争までの慰霊碑が並ぶ
日本会議の支部まで存在する頼もしい場所だった

意味もなくネコを撮ってみた

城山公園は後回しにして天文館通にてお昼ごはん
もちろん鹿児島ラーメン
熊本ラーメンとの違いはわからないが美味しい

店名で強調されるチャーシューは口の中でとろける

そんな、酔った後やごはんのおかずに最適なお店は

■店名:鹿児島ラーメン豚とろ 天文館本店
■住所:鹿児島県鹿児島市山之口町9-41
■定休日:不定休
■営業時間:11:00~翌3:30

桜島を紹介する写真で必ずと言っていいほど登場するアングル
次の大河ドラマでも間違いなく紹介される場所でもある
わずかに噴火しているのが肉眼でも見ることができる

こんな場所

西南戦争最後の司令部が置かれたと言われる「西郷洞窟」
せごどんが最後を過ごした洞窟が展望所の近くに存在
最近、幕末の歴史に興味を持ち始めたので楽しい

意味もなくネコを撮ってみた

24時間、しかも6:00~20:00までは15分間隔で運航の桜島フェリー
車から降りること無く乗り込んで、運賃払ってないのにすぐ出港
観光客は甲板で写真撮りまくり

地元の人たちは車から降りずにスマホで時間をつぶす

有料道路の料金所みたいなのが桜島側にのみ存在し
車1,150円と人160円×2名をドライブスルーで支払う

上陸後、K26で北上
桜島がガンガン迫ってくる

湯之平展望所着
迫力満点!

最寄りの退避壕まで4.9km
噴火してから避難するのは間に合いそうにない

こんな退避壕が所々に存在する
見るからに頑丈そうだ

今回唯一の嫁と一緒に写った写真
コリアンカップルと撮り合いっこした

展望台からは薩英戦争の舞台となった錦江湾が一望できる
英国相手に薩摩藩は奮闘したが近代兵器には敵わなかった

北側を望むと鹿児島湾北部がカルデラであることがわかる
複数のカルデラが複合されているらしい

南側にある「有村溶岩展望所」
「噴火に注意」とあるが、どう注意すればよいのかわからず

手前の薄い緑部分が大正、奥の濃い緑部分が昭和
溶岩が積り重なっている景色は壮観である

東側に回って定番の「埋没鳥居」
何を安心したらよいのかわからんが100円払って停める
バクハツしたら撮影どころでは無いような気もする

黒神地獄も気になったので後で寄ることにする

大正の大噴火で火山灰や軽石で埋まってしまった鳥居
あらためてその凄まじさに恐怖する

そして気になった「黒神地獄」
案の定「火山活動のため通行止め」だった

桜島を出て、R220沿いの「道の駅たるみず」から見る桜島
わずかに噴煙を上げる昭和火口がちょこっと見える
桜島を満喫した

意味もなくネコを撮ってみた

R220を北上しK72で東進するが途中で全面通行止め
引き返してさらに北のK479経由で志布志着

志布志市役所志布志支所の看板が早口で言ってそうだったので撮ってみた

ホテルチェックイン
禁煙部屋だが「ベランダなら可」と従業員さんに許しをいただく

志布志湾に沈むサンセットがステキなオーシャンビュー
だが沈む瞬間は厚い雲が邪魔した

「海水温泉」は後にして夜ごはん
まずは、アジ南蛮の小鉢と前菜の海鮮盛り合わせ

お吸い物と刺し身盛り合わせ
もちろん、生中はおかわりする

今回一番のお気に入りがこの「アラ煮」
子供の頃「魚」が苦手だったオイラの成長がうかがい知れる
ごはんと味噌汁がすすむ

茶碗蒸しに銀杏は必須派

食後は“海水温泉”を堪能

今日の宿は

■宿名:大黒リゾートホテル
■住所:鹿児島県志布志市志布志町夏井55-15

本日の走行距離:296km

2月17日(金)志布志→都井岬→高千穂峡→熊本空港

今日の鹿児島の降水確率はネガティブ
だが、宮崎・熊本の午後はポジティブ

5:00から海水温泉に入ることが出来るが 朝風呂はパスする

以前ヒマ中メンバーから見せていただいた 都井岬の写真の印象が濃く 今回の予定に取り入れた

天候悪い中“野良馬”と遭遇出来て大満足
ビジターセンターで入館料払って正解だった

のんびり日南海岸(R448)を北上したかったが交通量多く、流れに乗って走行してたら眺めを楽しむことができなかった
・・・個人の主観

宮崎からは東九州自動車道を一気に北上
ほとんど降雨だったが九州自動車道終点付近の道の駅北方に着いた時は晴れた

ここでお昼ごはんを済ませ定番中の定番の高千穂峡へ寄ってみる

飛行機の出発時間に余裕ができた時のための予備予定「南阿蘇鉄道」の駅を巡る計画

 

朝ごはんはバイキングでは無い
バイキングが面倒と思い始めていたので、これでいいかも

嫁は「おかゆ」を食するのでおひつのごはんは全部オイラがいただく

必要にして充分のおかずで、ごはんがすすむ
たまごは焼かずに生のままがよかった

駒止で支援金400円を支払い降ったり止んだりの中、都井岬着
ここまで野良馬に遭遇することはできなかった

灯台は一人200円で入場可能だがパス

ビジターセンターまで戻りおひとり様310円を支払い入館

この場で従業員さんのレクチャ20分ほど
これだけでも入館料払った価値はあり充分満足

ここの馬は現在102頭生息するが「野生の馬」ではない
江戸時代に高鍋藩秋月家が軍馬や農耕馬の生産・管理のためこの地に藩営の牧場を設置
当時、この半島一体は牧草に覆われた土地だった

戦中から戦後にかけてその数が少なくなり、農業機械の進歩により農耕馬の需要も見込めなくなったので、馬たちは放置され草原には杉の木が植樹されまくった
だが、1953年に馬と繁殖地が国の天然記念物に指定され、1974年から国と宮崎県と串間市から保護されることになった

馬の行動は年一回の調査以外、一切関知せずとのこと

間近での遭遇は叶わなかったが、戻り途中の道脇の法面でオス馬5頭を見つける
いわゆる「負け組」らしいが、会えてうれしい

ちなみに、24時間中18時間は草を食べてるとのこと

馬糞を踏みつけながら岬からの眺望を楽しむ

日南海岸ロードパークを“まったり”北上するつもりだったが、地元のみなさんお急ぎのようで流れに乗ってたら景色を楽しむ余裕は無かった・・・個人の主観

宮崎でソフトバンクのキャンプを、ちら見する予定だったが雨天のためパスして、東九州自動車道で一気に北上
北方延岡道路終点近くの道の駅でお昼ごはん「地鶏丼」を食す

駐車場は“わ”ナンバーの小型車満載

南阿蘇では定番の「高千穂峡」
あらためて「高い場所は平均より苦手」であることを認識する
よほどのことがない限り再び訪れることはないだろう

恐る恐る反対側も撮ってみる

飛行機の出発まで余裕あるので予備予定ネタ実施
「午後の紅茶」のCMで使用された見晴駅
高校生カップルの初々しいシーンが印象に残る

嫁と再現したかったが、恥ずかしくて言えず断念

この駅の自販機に午後ティーは置いてない

同じ南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」
読み仮名で日本一長い駅名の駅

だが、震災の影響で復旧の見込みは立っておらず
(見晴台駅はピストン運行中)

レンタカーを返却し熊本空港で夜ごはん
締めはやっぱり「熊本ラーメン」
空港内のラーメン屋さんで高菜ラーメンを堪能する

オイラ、九州ラーメンと相性いいのかもしんない

帰路は金色のエンブラエル175
ANAやJALによって隅っこに追いやられるFDA
小牧空港を利用したいオイラは応援する

着陸間近の名古屋市内(たぶん)

■今回の走行距離:804km
■今回の旅費:FDA往復+熊本宿代、50,000円(2名)
:志布志宿代、24,000円(2名)
:レンタカー代、20,000円
:その他食費、鋭意計算中

熊本がんばれ!

おすすめの記事