東北ソロツーで帰路はフェリーね、アフリカツイン

勤務先には“盆休み”なるものが存在しない
7月か8月に連続5日間の“夏休み”が強制される

毎年トップバッターとして7月初旬に夏季休暇を取得し、ソロ旅を満喫してきたのだが毎年「雨」に悩まされた
帰路に予定していたフェリーが欠航し途方に暮れた年もあった
なので、今年は最終バッターとしてエントリーする

去年の夏休みに「ソロ東北」が雨と霧が満載
同年10月に四輪で「嫁と行く東北」も同様な結果だった

両方のリベンジと新たな開拓も含めて、綿密にルートを策定した

濃霧の中のクネクネを走るのはイヤだ
その可能性がある目的地へは潔く諦めることとして「食&日本酒」をサブテーマとして宿を選択する

概ね左記のルートなのだが、カッパを装着せずに済んだのは最終日の名古屋港→自宅のみ

8月25日(土)自宅→山形県酒田市

翌朝一で「鳥海山」に行けるよう酒田市の宿を確保
前の晩早く寝てしまったおかげでam3:00に目が覚める

フルパニアは積載マージンが贅沢でうれしい
左パニアは長靴(今回使用せず)含めた雨具類
右パニアは一眼レフ(今回使用せず)などサブ備品
トップケースに「宿持ち込み物品」と分けても余裕たっぷり
早く走りたいのでam4:00出発

5:00、恵那峡SA
そろそろ降り出しそうなのでカッパ到着

7:40、小布施PA
お腹空いたので朝食にする

9:00、大潟PA
1時間ごとに休憩を入れることにしている

10:07、栄PA
雨雲が抜けそうなのでしばらく待機する

11:40、荒川PA
何もないけど、バイク駐車場に屋根があって安堵

13:02、道の駅「あつみ」
荒々しい日本海を間近に見られる・・・結構好みの休憩場所

14:30、早く到着してしまったが快く歓迎される今日の宿
あふあどは屋根付きのこの場所をご案内いただく

チェックインして速攻でソロ乾杯!
ちなみに、今日は大曲の花火のお客さんで満室

このお宿は一品づつ配膳される
まずは「舌平目」
ムニエルではなくて塩焼きなのがいい

ビールがすすむ♪

前菜的なものいろいろ
「事前予約の宿泊者にはワンドリンクサービス」とあったがサービスされた覚えはない・・・

なので、宿オリジナルの辛口日本酒をオーダー

お酒とともに夜ごはんを充分に堪能する

デザートが配膳される前に退席してしまったのだが
しばらくたって部屋に持ってきてくれた

・本日の走行距離:644km

8月26日(日)山形県酒田市→青森県外ヶ浜町

爆睡してam4:30ころ目が覚める
起きてすぐ風呂直行・・・気持ちいい~

7:00、朝ごはん
シンプルだが必要にして充分、おかわりは3杯

そんな、ソロ旅でも歓迎していただけるお宿は

・宿名:若葉旅館
・住所:山形県酒田市本町2丁目3-9

部屋が一番端っこだったためかWi-Fiが届かず・・・
喫煙可な部屋あり

去年、悪天候のため鳥海山と寒風山は「行ったけど見られなかった」ため、リベンジとして同じコースを模索するも、案の定今回も天候悪く鳥海山は霧中を走行するのを嫌って走ることさえ断念
寒風山は、わずかに眺望できるものの降雨で気分優れず
おまけに宿直前の竜泊ラインで超濃厚な霧のためビビリ走行
快走区間もあったが苦難の道程だった

数年前より念願の「津軽海峡冬景色ボタン」押すことができたし、現在日本一有名な高校へも訪れることができたし
思い出に残る一日となった

今回のソロ旅で唯一「お昼ごはん」を食した

 

8:40、西目PAで休憩
トラックの運ちゃんからオロナミンCの差し入れ
「写真撮ったる」に甘える・・・ありがとうございます

9:45、道の駅あきた港で一服

10:00、現在日本一有名な高校着
国道から高校までの数百メートルが渋滞

正門は観光客の人だかりだったので、通用門前にて「到達写真」撮る

10:50、寒風山着
去年よりマシ

こんなこともあろうかと、サブテーマ「食&日本酒」を策定しといてよかった

おなかは空いていないのだが、ツーリングマップルに載ってたので寄ってみた

「焼干しラーメン(700円)」を食す
味オンチのオイラには普通の醤油ラーメンとの違いわからず

ラーメン屋さんから北は快晴の様子
ようやくカッパを脱ぐことができる

温帯低気圧と勢力が低くなった台風20号だが、その影響のためか海が荒れている

16:00、竜泊ラインに入る
快晴のはずだったのだが進行方向に暗雲立ち込める
路面濡れてるし

走行中に見ることができる景色はステキ

山間部に入ると予想通り「雲」に突入~
宿までこの道しかない・・・

登るとさらに霧は濃くなり三本先の中央線が見えなくなる
ビビりまくりで超低速走行を余儀なくされる

16:40、宿に入る前に「津軽海峡冬景色ボタン」場所着
観光バス2台のお客さんがたくさん居たのでボタン押せず
翌朝チャレンジすることにする

同場所に存在する「階段国道」

17:00、宿イン、風強くバイク倒れそう
三方を四輪に囲まれたこの場所に停める
手前「隼」の人とはお話することができず

濡れたものを干したあとソロ乾杯~

「あわび、ほたて焼膳」に「うに軍艦」でちょっと贅沢してみた
酔った勢いで「じゃらん予約」をポチったのだろう
先付けの「そら豆豆腐」は初めての食感

もちろん、取りあえずビールは欠かさない

ネーミングで選択した「津軽娘」は口当たりの良いお酒
今回ソロ旅中のお酒の中で一番好きかも
このおちょこ欲しい

最近、刺身は「わさび」だけでいただくようになった

今まで回転寿司で食べてきた「うに軍艦」は何だった
って思うくらい幸せになれる本物の「うに軍艦」

このあと「湯引きはも」の汁物と茶碗蒸しでごはんをいただき
デザートでフィニッシュ・・・満足♪

・本日の走行距離:380km

一晩中風強くて「倒れて」ないか心配で仕方なかった

8月27日(月)青森県外ヶ浜町→秋田県仙北市

風呂入ったあと念願の「津軽海峡冬景色ボタン」へ徒歩で移動
やはり風が強い、そして6:00のチャイムも収録する

朝ごはんもしっかり食す

そんな、バイク乗りにとって駐車がちょっぴり心配なお宿は

・宿名:ホテル竜飛崎
・住所:青森県東津軽郡外ケ浜町三厩龍浜54-274

施設のどこにいてもガンガンWi-Fiが入る
喫煙は施設入り口脇のみ

青森の降水確率は低いのだが
秋田のそれは絶望的
アスピーテラインはダメかもしんないで出発

八甲田山は北側のK40の方が見どころあることを確認
奥入瀬渓流は観光客満載で長時間停めることできず
鹿角から田沢湖に抜けるR341は地味に快走路
やはりアスピーテラインは途中で断念
今回のソロ旅中で「走る」ことが一番楽しめた
・・・降られた時間少なかったのもある

前回の田沢湖の宿は残念だったのだが、今回の宿はコストパフォーマンスも高く大満足

起点が青森市、終点が函館市のR280に沿って南下
晴天ではないが雨の心配は無い(今のところ)

8:25、道の駅たいらだて
「あふあど」はドロドロだが帰宅するまで気にしないことにする

市街地は避けたかったのだが・・・・

R103に接続し、9:45、岩木山展望所にて休憩
雨雲レーダーでは観測されない雨雲に悩まされる
「神は乗り越えられる試練しか与えない」・・仁先生のお言葉

八甲田山をK40で北側から眺めながら、10:45適当な休憩所にて一服
走りやすく乾いた路面を堪能する

11:10、奥入瀬渓流沿いに入る(R103)

予想以上に観光客多く停める場所少ない
道幅の少々広くなったここに停める

直近の降雨で水量は割増
どこにでもありそうで、ここにしかない風景を楽しむ

11:55、十和田湖畔にて休憩
南方面に雨雲が滞在していて少々憂鬱になる

R341の快走路で南下し
13:40、アスピーテライン入り口着・・・どしようか?

せめて県境(秋田・岩手)まで行ってみようとするも
雲に突入し霧に包まれる

それでも「せっかくだから」と進むが段々霧が濃くなり断念
濃霧走行を経験したことある人はわかっていただけると思う

途中の廃レストランの軒先でカッパ装着して、16:00宿イン
屋根付きガレージに停められて嬉しい

“天空”と名付けれられるだけあって部屋から田沢湖が望めるのも嬉しい

お風呂で頭ガシガシ洗ってソロ乾杯のあと
17:30、中年男子にはもったいない、おシャレな席に案内される

リーズナブルなプラン(8,500円)だが、八幡平ポークすき焼きと釜飯で大満足

もちろん、とりあえず生ビール
景色でいっそうビールが美味しい
身体から硫黄臭を漂わせながら“ソロ”を満喫

鴨のカルパッチョ・・・贅沢なビールのお供

「外飲み」と「ゴルフ」を絶って、限りある資源を 「バイク関連」に全振りして良かったと思える瞬間
走行以外のテーマを決めておいてよかった

すき焼きの煮汁まで美味しくいただく

香の物(大根・漬物)でいただく釜飯は事前期待以上
なぜか翌朝の朝ごはんに期待膨らむ

甘いものが苦手なオイラでも、絶品と思う「りんごケーキ」でさらに満足

・本日の走行距離:326km

雨・霧はお友だち
無事に走行できればそれでいい

8月28日(火)秋田県仙北市→山形県山形市

am5:00、“天空”の景色を楽しみながら風呂に浸かる
硫黄臭でさらに気分高まる~

昨日と同じ席で朝ごはん
ステキ過ぎて落ち着かないが、しっかり食す

そんな、コスパに優れてバイク乗りにも安心な宿は

・宿名:ホテルグランド天空
・住所:秋田県仙北市田沢湖生保内駒ヶ岳2-16

ゆとりの気分でWi-Fi問題無し
喫煙部屋あり

当初はR46で東進し御所湖からK1で南下する予定だったが、東進中進行方向の雲行きが怪しくなり引き換えす

偶然接続した「みずほの里ロード」が快適で、横手までの約40kmをそのまま南下
(分岐点ごとに看板がありわかりやすい)

横手でカッパ装着し、前日メンバーから教えをいただいた栗駒山をR342で目指す

薄い霧がかかっていて景色は望めないものの、道路状態良く快適コースを楽しむ

雨足が強くなり、これ以上の山間走行は断念
山形市街地を避けるため上道で一気に宿へ向かう

偶然接続した「みずほの里ロード」で南下
ほとんど信号無く交通量少ないので快適

横手の道の駅でカッパ装着

10:30、栗駒山への入り口付近で休憩
進行方向は雲の中
無理だったら引き返せばいい

覚悟を決めて山間道路に入る

雲の中に突入~
これくらいの霧であれば平気

11:00、K282に接続してすぐの駐車場にて一服
虫の鳴き声などすっかり秋の雰囲気

K282→R398に接続し南下
景色を望むことは叶わないがこれくらいの霧なら快走の範疇

しかも、途中すれ違った四輪無し
道路状態もよくステキな山道

R47に接続するあたりから雨足が強くなり一気に宿を目指す
市街地を避けるため天童市より上道使用
14:50、宿着

従業員さん用駐車場を案内され、タオルもいただく・・・ありがたや

部屋から見る景色
蔵王山方面は翌朝までずっと雲に覆われていた

物干し大会のあと、お風呂入って頭ガシガシ洗ってソロ乾杯
夜ごはんの時間までまったり過ごす

お楽しみの夜ごはん
前菜は小鉢盛りだくさん

メインの山形牛石焼きステーキ
塩・ポン酢・おろしたれが用意される

前菜をビールで楽しむ
食べて飲んで撮ってと忙しい

盛り方(切り方)がいつものと違う斬新なお造り登場
もちろん、わさびだけでいただく

見た目と音も楽しめる「石焼き」
超レア(ほとんどタタキ状態)で、塩をちょこんと乗せて食す
柔らかくて口の中でとろける~

本日のお酒は店員さんおすすめのこれ

初めての「パイ焼きシチュー」
パイを割ってシチューに落とし込み食す
シチューが濃厚であり食べごたえがある

エビなど海鮮系が入った茶碗蒸しも美味しい

ごはん(つや姫)がふっくらして美味しいのでお漬物だけでバクバク食べられる
おかずは既に消費済みだがおかわりする

冷たいフルーツと温かいほうじ茶が絶妙な組み合わせだと気づく

・本日の走行距離:294km

8月29日(水)山形県山形市→宮城県仙台市

朝風呂堪能して朝ごはん
ごはんとお味噌汁は食べ放題♪

そんな、今度は露天風呂付きの部屋で贅沢してみたい宿は

・宿名:悠湯の郷 ゆさ
・住所:山形県山形市 大字黒沢319-2
施設内どこでもWi-Fi問題無し
喫煙室あり

蔵王(お釜)のライブカメラえお確認・・・全く無理
ハイラインはもちろんエコーラインも濃霧とみて断念

R286も県境の峠付近は濃霧クネクネと予想し、面白くないけど上道のトンネルで回避する

これだと早く到着してしまうので、通勤時間の市街地を避けるのも兼ねて9:00過ぎに出発とした

もちろん、カッパ装着して出発

途中のPAで休憩の後、10:50フェリー埠頭着
濡れたものを左パニアに放り込む

乗船後、即行で風呂に入って頭をガシガシ洗って、出港前にソロ乾杯で12:50からの21時間の船旅にワクワクする

15:00、カレーライス食す・・・楽しみの一つ
「賄いカレー」とあってコクが有りまくりで美味しい

生中は財布にキビシイので以降は缶ビールにする
ちなみに23:00で酒類の自販機は終了

20:40、小腹がすいたのでうどんを食す
トッピングは山菜かきつねを選択できる

いったん爆睡し、他のお客さんが寝静まった頃船内を徘徊する

・本日の走行距離:96km

雨天走行用のゴムグローブが充分に乾かないまま装着してたので手が臭かった・・・うんこを触ったのかと思うくらい臭かった

船内は事前に登録しておけばパブリックスペースでWi-Fi使える
Wi-Fi使用が集中する時間は激重となる

8月30日(木)名古屋港→自宅

日の出は5:07だが厚い雲で見ることはできず
5:30頃わずかにお姿を拝見

行列を避けるため時間をずらして朝ごはんにする
生たまごが嬉しい

8:05頃、伊良湖-鳥羽間の神島を見る

10:20、着岸のためパイロットロープ(正式名称不明)発射
周囲からも歓声があがる
着岸時のイベントだと思ってる

13:10、無事帰着~
濡れものを干して、あふあどの洗車開始

ケースも外してガシガシ洗う
本日の走行距離:31km

全走行距離:1,771km

・8/25(土):644km
・8/26(日):380km
・8/27(月):326km
・8/28(火):294km
・8/29(水):96km
・8/30(木):31km

おすすめの記事