14.07.05~07.10 能登半島~北関東『欠航の試練』セロー250

この年の8月までの元写真が消えて無くなった
なのでブログで報告した“加工写真”のみ、しかも少ないのであしからず

持参物はアイリスボックスで全部収容可能だが、各宿でボックスは取り外さないので運搬用のリュックを括る
貴重品や取り出し頻度の高いものはウエストポーチに収納

ツーリング期間中は随時「管理人の独り言(ブログ)」の更新を宣言した
念の為に出発時に更新のテストをしてみたのだが去年はできていたスマホから画像のアップができない
さんざん調べてどうやら専用のアプリが必要だと気がついた

で、1時間ほど遅れることになる
降水確率は50%、カメラはしまい込みナビは防水処理を行ない7:23無事帰着を誓い自宅を後にする

7月5日(土)自宅→羽咋市

初日の道程は、自宅(岩倉)→羽咋の300km余りの設定
メイン目標は参加が叶わなかった【SSTR】のサンセット
宿はできるだけ千里浜から近いトコで予約した

敦賀までは「ヒマ中通勤路」のR303を経て、越前海岸のできるだけ海岸線沿いを走ることとした

9:06、道の駅「ふじはし」にて休憩

金曜日(7/10)までの6日間バイク乗りっ放しのワクワク感で気分高揚
相変わらずの空模様も、なんの妨げにもならない

2014ヒマ中Tシャツ+メッシュジャケットでは少々肌寒いがむしろ気持ち良いとさえ感じる

敦賀以降の道程は、オイラにとってほとんど未開の道
事前の情報収集に怠りは無い・・・つもり

木之本市街地を避けるためK284にてショートカット
ここには土木遺産の「杉本隧道」が立ちはだかる

あたりには人っ子一人おらず、陰湿な雰囲気満点の「杉本隧道」を通過するのに勇気がいる

内部の観察などとんでもなかった
一気に「杉本隧道」を通過
セロー・着衣とも石灰まみれになって振り返る

交通量の少ないR365をまったり北上

敦賀を経由したいため「柳ヶ瀬隧道」を通過
旧北陸本線(単線)の隧道なので、隧道内での離合は不可能
信号により一方通行・・・誰もいないのかよ~

敦賀でネギトロ丼を食す予定だったが出発が遅れたためパス
日本海に出て快晴となった

今回の“お楽しみ道”の1つの「しおかぜライン」
事前期待を裏切らない“まったりロード”

R305へ接続し「漁火海道」と呼称が変わるも海と山に包まれた快適道に変わりはない
途中「かに」をメインにした食堂が立ち並ぶが無視

12:26、道の駅「みくに」着
蒸し暑い

朝食は敦賀で摂る予定だったがパスしたので腹減った
ハムカツのようなソースかつ丼で空腹を満たす

ふたたび空模様がどんよりしてきたので金沢に入ってから防水仕様に備えを整える

去年3月から無料となった「のと里山海道(旧能登道路)」をせっかくなので走ってみた

今浜ICで降りて、16:01「千里浜なぎさドライブウェイ」南端着
30年近くぶりである
暗雲は徐々に減ってきて“サンセット”も見られそうだ

16:21、日の入りまで時間ありすぎるので先にチェックイン
名古屋から3台のバイク乗りもいたが、顔を合わせることはなかった

古い建物だが清潔感がありWi-Fiが使用可能
大浴場が封鎖されていたのは残念

今日の日の入りは19:11
宿から徒歩で行けるお店にて「ねぎとろ丼」を食す
670円はお買い得

近くのサークルKにてお酒の補充も行ない
ソロ宴会に備えるが千里浜までの移動があるのでまだ飲めない

18:45、再び千里浜(宿から2~3分)

水平線付近には雲はなく“サンセット”は無事拝めそうだ
この場所で20枚以上撮る
他にこの“サンセット”を待ち構えているのはカップルばかり

19:30、宿に戻りソロ宴会の開始

■本日の走行距離:322km
■本日の食費:1,570円(ソースかつ丼・ねぎとろ丼)

今日の宿

■宿名:渚ガーデンホテル
■住所:石川県羽咋市兵庫町酉1-3
■プラン:一泊朝食付き
■宿泊料:6,100円

7月6日(日)羽咋→能登半島→射水

朝食時間は7:00・7:30・8:00と選択可能
オイラはもちろん7:00
宿の朝ごはんは美味しくごはんがすすむ

TVでは台風8号関連のニュースばかり
この時点では「雨降ってほしくないな~」とまだ他人ごと

能登半島の外周を回ろうとしていたが結構な距離となってしまうので途中まで「のと里山海道」で穴水まで距離を稼ぎ、県道の乗り継いで半島北側のR249接続し先っちょを目指す
その後「能登島」へ渡り周遊する計画

宿は高岡と富山の中間に位置する射水の健康ランドを兼ねた宿
お昼ごはんのことは考えてない

7:45、チェックアウトを済ませ出発
ちなみにセローは軒下に置かせていただいた

この時間の「のと里山海道」は交通量少ないものの、やたらみんな飛ばすので、適当に追い越しさせる

K303→K57は「珠洲道路」ともいう
道幅広く快適な道だ

北陸ライダーの通勤路となっていることは間違いないだろう
鼻歌でも歌いたいが、なぜか「さざえさん」

9:00、道の駅「桜峠」にて休憩

珠洲道路からK6に乗り換え半島北側のR249へ接続
もはや見慣れた日本海の海岸道路

R249では先っちょ手前で南下してしまうのでK28に乗り換えて先っちょを目指す
K28もトコトコと楽しめる道、漁村の集落の景色もステキ

10:56、能登半島先っちょの禄剛崎の狼煙漁港着
灯台へは徒歩でしか行けない
急な階段を見て即行で断念

「北の宿から(都はるみ)」「岬がくれの旅の宿(石川さゆり)」の背景となっていると言われている超人気の「ランプの宿」
いつかは泊まってみたいが今日は眺めるだけ

K28からR249に接続し南下開始

11:46、見附島着
以前は軍艦島と言っていたような気がする
ここは写真を撮るだけでさっさと南下を再開

ひたすらR249を南下、雲行きは徐々に怪しくなってくる

13:30、道の駅「なかじまロマン峠」着
ここでラーメンを食す

30分弱休憩して能登島へ渡る
2カ所の橋のうち北の「ツインブリッジのと」
なぜ「ツイン」なのかは不明

周遊したかったのだが、ブログの更新だけ行なう

15:42、今にも降り出しそうなので早々に宿着
「バイクで来た」と言うと作業場へ案内される
降雨での荷造りはツラいので助かる

狭いが予想よりキレイでうれしい

健康ランドと併設のこのホテルの夜ごはんは宿泊代に1,100円分の健康ランドごはん券付き

180円追加料金を支払って「生中」+「焼きうどん定食」を楽しむ
味噌汁が付いてこなかったのを後で気づく・・・まいっか

当然健康ランドのお風呂は入り放題だ

■本日の走行距離:314km
■本日の食費:730円(ラーメン+夜ごはん追加料金)

今日の宿

■宿名:ホテルイナホ
■住所:石川県射水市新開発458-2
■プラン:一泊二食付き
■宿泊料:5,620円

7月7日(月)射水→上越→沼田

今日の目的は「山道を走る」ことだ
志賀草津高原道路をメインに新潟県道95と長野県道502も加えた
そうしたら走行距離が350kmを超えたので上越までは上道を利用する
宿は今回唯一の温泉宿にした

各メディアは台風8号祭り開催中
沖縄では深刻な状態となっているようだが
まだ、オイラは他人ごと・・・雨は覚悟したが

6:50、おかずの種類は少ないものの
必要にして充分、これだけでごはん3杯は楽勝

迷いまくって北陸道in
8:41、最初の呉羽PAにて荷造りの点検を行なう

9:38、越中境PA
「曇り止め」はシールド表面には塗っちゃいけない

10:56、上越ICにて降車
R18で少々南下しK95を目指す

ガソリン補給後K95に入る

11:41、光が丘高原着
冬季閉鎖から明けても土日祝しか営業してないらしい
高原独特の牧歌的な風景も薄気味悪さを感じる

千曲川を越え野沢温泉村に入るトコ

奥志賀スーパー林道と総称されるK502~K471
60kmを越え当然だが途中にGSは無い
災害など通行止めの無いことを事前確認済み

雨中でも楽しめる山道だがくどい
途中に休憩ポイント無く延々と60kmクネクネの状態

せめて霧が無ければ風景を楽しむことも出来るのだが、今回は寒さでガタガタ身体を震わせながらの走行となってしまう
でも、天気の良い日に再び走ってみたい

そして「志賀草津高原道路」
少量の雨で快適だった・・・渋峠までは

硫黄の香りで白根山付近だということはわかる
メットのシールドは無用の長物となり、開けて走行・・・顔ベチャベチャ

R145に接続して西へ向かう
カッパも防水靴もその役目の限界をとっくに超えている
16:57、宿に近い道の駅「白沢」着・・・宿に「遅れる」と連絡

17:30、宿に到着、セローは屋根有通路に案内される

部屋に入るなり全部脱ぎ真っ裸になる

備え付けの「消臭スプレー」を靴に吹きかけ、備え付けの「ドライヤー」を最強にして内面に発射
部屋中に酸味の効いた香りが漂い、阿鼻叫喚となる

先に温泉で汗を流して夜ごはんに挑む

食べ物食べ放題、ビール飲み放題のうれしい設定だが、食べ物を優先するかビールを優先するかで5秒ほど悩み
ビール優先で行動を開始

お昼ごはんを抜いた(お店が無かった)ので空きっ腹にビールが効く効く!

■本日の走行距離:385km
■本日の食費:0円

今日の宿

■宿名:伊東園ホテル老神山楽荘
■住所:群馬県沼田市利根町老神583
■プラン:一泊二食付き(食べ放題・夜ビール飲み放題)
■宿泊料:7,344円(入湯税込)

7月8日(火)沼田→ひたちなか

太平洋側へ抜ける移動日であるが、日本ロマンチック街道と呼ばれるR120を走ることと、その道程に存在する日光観光を目論んだ

今日の宿は「朝食のみプラン」なので夜ごはんは宿近隣のお店に出かけようと思案

台風8号は偏西風に乗って予定通り日本直撃するとマスコミ各社はまくし立てる
だが、今日の予報は「晴れ」・・・取りあえず気にしない

6:00、浴場の営業開始と同時に入浴
微かな硫黄臭で雰囲気盛り上がる

独り占めの露天風呂ほど贅沢な気にさせるものはない
鼻歌は「宇宙戦艦ヤマト」

7:30、お楽しみの朝ごはん
メニュー豊富だが今までと同じようなおかずで揃える
今日も元気だ朝ごはんが美味い

8:30、荷造り終了し出発

R120は白根温泉あたりからカーブが多くなる
路面もほぼ乾いているのでヒラヒラと楽しむ

標高は早々に1,000mを超えるので寒い
だが、何より視界良好で気分高揚

9:30、戦場ヶ原の休憩ポイント着
平坦な湿原のこの地はその昔山の神がここを舞台として争いを繰り広げたという伝説からの地名
標高2,486mの男体山は火山

中禅寺湖は素通りして「いろは坂」で下る
見事な「折れっぷり」である

10:30、東照宮着
中学校の修学旅行と外人さん観光客で満載
陽明門は工事中でもあり中には入らず

周囲の建造物見るだけでもお腹ふくれる

東照宮から「日光杉並木」が三方向にむかって存在する
家康没後、徳川譜代の普請で20年かけて植樹された3街道の総延長は35kmあり、世界一長い並木道としてギネス登録
景観も含めた維持管理の大変さがうかがい知れる

R119から時間調整のためR293に乗り換え
12:40、道の駅「きつれがわ」にて休憩
止まると少々蒸し暑い

10分ほど休憩の後トコトコと田舎国道を楽しむ

15:40、宿到着
セローは吹き抜けエントランスの軒下に置かせていただく

夜ごはんは外へ食べに行く予定
部屋に入ったら取りあえず“脱ぐ”ってのがセオリー

シャワー浴びてビール飲んでウトウト居眠りしてた
目が覚めて出かける前にTVを見てると「台風8号の影響で交通機関の欠航相次ぐ」のニュース

でも、沖縄とか九州など南方面ばかりなので「まだまだ」と思ったが、念のため太平洋フェリーのサイトを確認すると「天候調査中」となっている・・・ようやく危機感を募らせる

取りあえず外出する
ホテルの目の前にホームセンターがあり、雨中走行に備えて「ガラコ」を購入

併設するドラッグストアにてお酒を物色してたらカップ麺が安い
もう、夜ごはんこれでいいや・・・

■今日の走行距離:209km
■今日の食費:280円(カレーヌードル+UFO)

今日の宿

■宿名:ニューセントラルホテル
■住所:茨城県ひたちなか市表町20-3
■プラン:一泊朝食付き
■宿泊料:5,670円

7月9日(水)~10日(木)ひたちなか→いわき→自宅(岩倉)

当初はR6で北上し避難地域となった一帯を見て回る予定だった
だが避難地域=立入禁止地域ではないかとようやく気付き福島県のサイトを確認すると上記の通り、特に北西範囲において「通行不能」となっていた

いわき中央ICまで上道、以降は国道・県道を乗り継ぐ設定

台風8号はいよいよ本州直撃の様相を呈し乗船予定の仙台からのフェリーが欠航の可能性が出てきた
ブログのコメントに「岩手まで来い」とか「下道で帰って来い」の心強いアドバイスをいただく

そして、脳天気なオイラもさすがに「欠航」を意識することになる
仙台から出港して7/11(金)は“東海地方ど真ん中”の8号さん予想

翌日は仙台港からフェリーにて名古屋港移動の予定だがフェリー欠航の有無はオイラが判断することではないので、取りあえず朝ごはんを楽しむ事とした

嬉しい事に「生たまご」の登場・・・いつもより多めにごはんが進む

うまいこと説明できないが“生たまご”は2個使用して朝ごはん量は150%くらい
今朝は“ひじき”の消費量が異常に多い

TVでは「50年に一回の台風」とかモテはやまされている8号さん
大げさ過ぎる嫌いはあるけど備えを万端にするのに越したことはない

予定通り常磐自動車道で北上し09:10、いわき中央IC手前の「湯ノ岳PA」着

ブログ更新の後、太平洋フェリーのサイトを確認すると

欠航キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
さぁ、どうすりゃいいんだ

①今日の宿まで行ってから考える
②即行で高速使って引き返す
③開き直って岩手まで行く
④高速料金ケチって下道で引き返す
⑤仙台港で駄々をこねる

09:40、いわき中央IC着、雨量は多い

まず①と③と⑤は選択肢から消した
今日の宿には「ごめんなさい」と連絡、キャンセル料は不要でラッキー

上道のが道を誤る確率少なく休憩ポイントも計算できる
だが、セローでの巡航速度は80km/hで1時間が限度だ

企画帰着予定は2日後であり時間はたっぷりある

先輩ライダーの教えの1つ
「高速代払うくらいなら宿代にして下道走る」を思い出し下道トコトコで決定・・・ネタにもなるし

長野周りで自宅へ向かうことも考えたが、R19南木曽で土砂のため封鎖されたとの情報と、何より夜間に寂しい道は走りたくない

なのでR6で東京までひたすら南下し、R246→R1にて沼津あたりでビジホで宿泊を予定

これはこれでワクワクする計画だ
雨が降っていなければもっと楽しめるのに~

途中の休憩は屋根付き駐車場の店舗
もはやカッパは防寒具としての用を満たすのみ

15:30、利根川を渡り東京に入る

何か“あかし”を残さなければと思いスカイツリーを写真に収める
この時はまだ余裕があった

腰やお尻は全くと言っていいほど痛くはならなかったのだが、都内のくどい信号待ちでの足の上げ下ろしで股が擦れヒリヒリした

バイク走行で市街地は出来るだけ避けるようにしていたので、これはこれで非日常かもしんない
でも、二度とゴメンだ

動画は動いている時に動作したのでその止まりっぷりを伝えることはできないが、都内を抜けるのに相当な時間を要した

20:12、大井松田あたりのコンビニ

ようやく渋滞が減ってきた
朝食以降何も食べていないことに気づき野菜ジュースを一気飲みする
不思議と腹減っておらず

20:47、道の駅「ふじおやま」(御殿場のあたり)

速度ムラの激しい四輪の後ろに付いてしまったので少々時間を置くため小休止
この時間になると交通量減るがトラックは多くなる

22:40、食べ慣れた山岡家で「辛味噌ネギラーメン(激辛)」を食す
だれがなんと言おうとオイラのスタンダード

山岡家近くの道の駅「富士」にて休憩
こんな風景何年振りだろう

00:32、道の駅「掛川」、藤枝からスイスイとなる

03:14、道の駅「幸田」
照明少なく車中泊が盛りだくさん

蒲郡→岡崎バイパスに少々迷うもここからは知った道
途中で泊まらず夜通し走って正解と思う

交通量少ないのはホント気持ちいい

5:00、自宅着、茨城の宿をスタートとすると約22時間
そのほとんどはセローに跨っていたことになる

せめて晴れていればもっと楽しく耐久ツーリングできたと思うが、せんなきことは考えないようにする

■本日(2日計)の走行距離:738km
■本日の食費:810円(辛味噌ねぎラーメン)

フェリーに乗れなかったのがとっても残念

2014年「オイラの夏休み」振り返り

自宅や通過だけのも含めると、1都13県の走破となった
もとより計画通りには進捗しないと考えていたのだが、ここまでズレると思い出づくり(ネタともいう)を優先してしまうあたり
オイラも年を取ったのかもしんない

夜間走行は空いていて走りやすく、またこの季節は過ごしやすい
景色や風景を楽しむことは出来ないが、たまにはいいかも

雨中走行でガラコをシールドに塗りたくっても、雨の量や前車の有無にもよるが、その効果ははるかに事前期待以下となった
どなたか雨中走行の達人がいらっしゃたら極意をご教示願いたい

走行距離
7/5(土):322km(岩倉→羽咋)
7/6(日):314km(羽咋→能登半島→射水)
7/7(月):385km(射水→上越→沼田)
7/8(火):209km(沼田→ひたちなか)
7/9(水)10(木):738km(ひたちなか→いわき→東京→岩倉)

お宿
7/5(土):渚ガーデンホテル(羽咋市)
一泊朝食付き:6,100円
7/6(日):ホテルイナホ(射水市)
一泊二食付き:5,620円
7/7(月):伊東園ホテル老神山楽荘(沼田市)
一泊二食付き:7,344円
7/8(火):ニューセントラルホテル(ひたちなか市)
一泊朝食付き:5,670円

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